自粛生活を続けているうちに心が穏やかになってきた。
2月に退職し、フリーランスで仕事を始めようと準備していた矢先に新型コロナウイルスが流行し始め、それから2ヶ月以上が経ちました。
保育園は、3月から早々に仕事してない人は登園自粛になったため、無職の私は当然休み。
最初の1ヶ月は、やりたいことができずに、子供と過ごす時間が増えたことに少し疲れを感じていました。
しかもちょうどその時、私も娘も風邪をひいていて咳をしていたため、早々と自宅に籠ることに。
大人の会話は母親との電話だけで、子供と二人きりで家の中にいることに少し閉塞感を感じていました。
夫はいまでも通勤が必要な職業に就いているため、疲弊しており、私のささいな愚痴を聞かせるわけにはいかない状況。。
私は大丈夫、と笑顔をふりまいていたら急激な頭痛に襲われて、少し鬱っぽくなったりもしました。
どこにも出かけてないから疲れるはずないのに、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていたんですね。
そんな生活を続けて5月に入ったいま、
なぜか心が穏やかなんです。
もちろん、不安は抱えていますが。
でも、平穏なんです。
毎朝決まった時間に起きて
ホームベーカリーで焼いたパンを食べて、
子供や旦那の笑顔が見たくて少し手の込んだ料理を作ってみたり、
一人でやったほうが早いことを、子供と一緒になってゆっくりやってみたり(例えば一緒に空豆の殻をとる、トマトのヘタをとるとか、簡単なこと)。
あえてルンバは使わず普通の掃除機で時間をかけて掃除したり。
なんだかとても贅沢な時間を過ごしているなと感じています。
先日のこどもの日、
保育園の先生だったらきっとこんな工作をやってくれたんじゃないかなあと、試行錯誤しながら子供と一緒に折り紙でこいのぼりを作った。
なんだろう、こういうことって1円にもならないけど、私にとってはすごく価値のあることなんだ。
夫に言ったら笑われるかもしれないけど…
母として、女性としての本能、みたいなものなのかな。うまく表現できないけど…
なんか、内側からじわじわと湧き出るものがあるんです。
退職すると決めた時
「仕事は好きだから絶対続ける」
と思っていて、その考えは今も変わらない。
でも、いま、
「好きなのは仕事だけではない」
と再確認した。
だからコロナが終息したら
前の生活に戻るのではなくて、
今感じている、いいなと思うことをなるべく取り入れて新しい生活をはじめようと思う。
こんなことを言っておいて終息したらしたで、前と同じようになってるかもしれないけど
せめて今感じているこの感覚は大切な記憶として留めておきたい。
保育園の在籍は、通常なら無職になれば3ヶ月以内に復職しなくてはいけないところを、いま特別に10/1までの復職でよくなった。
ゆっくり考えていこうと思う。