子供の笑顔に助けられる。
娘がはじめて笑った日のことを私は忘れません。
生後2ヶ月くらいしてからだったと思います。なかなか笑わないので少し不安に感じていた時。「くっついた」という絵本を読んでいて、最後に「お母さんと◯◯ちゃんもくっついた〜!」と言いながらおでことおでこを軽くごっつんこした時。
はじめてキャッキャッと笑ってくれました。
今思い出しても泣けてくる…
あのときは本当に色々と必死だったから(今も必死だけど…)。
そして最近、また娘の笑顔で私の心が動いた瞬間がありました。
それは娘と二人でディズニーにいるときに起こりました。
「ポップコーンのガーリックシュリンプ味が気になる」と話していた夫のためにお土産に買いに行きました。
行ってみると長蛇の列。
娘をベビーカーに乗せて並んでいると、雨が…
しまった、傘を持ってきていない。レインカバーもない。このまま本降りになったらどうしよう…。
そんな不安な気持ちに、さらに追い討ちをかけるように娘が泣き出しました。同じところでじっとしていることがまだ難しい時期。私の心もどん底へ…。
私はハンカチを取り出して頭の上に乗せました。
あれ?泣き声が止まった。と、思ったとき
娘がベビーカーのフード越しにこちらを見ていました。
満面の笑みで!!!
私が頭にハンカチを乗せていたのが面白かったのかな?わからないけど、あの絵本を読んで笑った時とはまた違って、心の底から私に笑いかけてくれていました。
薄暗い、雨が降っているところでしたが、眩しい光がそこにはありました。
私に訴えかけるような笑み。
私も思わず娘に微笑みかけました。
ありがとう。
こんな雨の時に、笑いかけてくれて。
そうだよね、お父さんにポップコーン買って帰ったら、喜んでくれるよね。
娘に支えられたな、と心から感じました。
ポップコーンを買い終わった時には、もう雨は止んでいました。
娘が心から笑いかけてくれた日。
この日のことも、私は忘れません。生まれてきてくれて、ありがとう。